街頭ビジョンとは?渋谷の主要媒体・料金相場・出稿方法をわかりやすく解説

  • 屋外広告

公開日:2026/03/31

更新日:2026/04/02

街頭ビジョンとは、渋谷などの繁華街に設置された大型スクリーンで映像広告を放映する屋外ビジョンの一種です。とはいえ「どの媒体を選べばいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」「個人でも出せるのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、渋谷の街頭ビジョンの種類・料金相場・出稿方法までを整理し、目的に合った選び方がわかるようにまとめています。

街頭ビジョンとは?屋外ビジョンとの違いと基本を解説

街頭ビジョンとは、渋谷などの繁華街に設置された大型ディスプレイで映像広告を放映する屋外ビジョンの一種です。看板広告とは異なり、動画や音声を使った訴求ができるのが特徴です。まずは「屋外ビジョン」「デジタルサイネージ」との違いを整理しておきましょう。

街頭ビジョンの定義(屋外ビジョン・デジタルサイネージとの違い)

街頭ビジョンは「屋外広告」の中でも、デジタル技術を用いた「デジタルサイネージ」の一種に位置づけられます。屋外広告とは、看板やポスターなど屋外に掲出される広告全般を指し、その中でデジタル表示を行うものがデジタルサイネージです。

その中でも街頭ビジョンは、繁華街や駅前などに設置された大型LEDディスプレイを指し、映像と音声で広告を放映できる点が特徴です。たとえば渋谷のスクランブル交差点周辺にある複数の大型ビジョンが代表例です。

一方で、駅構内や商業施設内に設置されたビジョンは、一般に「屋内ビジョン」と呼ばれます。屋内はターゲットが比較的明確なのに対し、街頭ビジョンは不特定多数に広くリーチする媒体という違いがあります。

街頭ビジョン広告の特徴(できること・できないこと)

街頭ビジョン広告の大きな特徴は、高い視認性とリーチ力です。人通りの多いエリアに設置されているため、短期間でも多くの通行者に接触できる傾向があります。特に渋谷のようなエリアでは、若年層や訪日観光客など幅広い層への訴求が期待できるとされています。

また、動画と音声を組み合わせた表現が可能なため、ブランドの世界観やストーリーを印象的に伝えやすく、SNSでの拡散(いわゆる”二次リーチ”)につながった事例も多く見られます。

一方で、Web広告のような精緻なターゲティングは難しく、誰に何回見られたかを正確に把握するのは難しい面もあります。近年は人流データなどを活用した分析も進んでいますが、「広く認知を取る媒体」という位置づけで考えるのが現実的です。

街頭ビジョンは効果ある?向いているケース・向かないケース

街頭ビジョンは、短期間で認知を広げたい施策に向いている一方、細かいターゲティングや直接的なコンバージョン獲得には不向きなケースもあります。目的に応じて使い分けることが重要です。

向いているケース(認知・話題化・イベント告知)

街頭ビジョンが特に力を発揮するのは「認知拡大」と「話題化」です。たとえば新商品や新サービスのローンチ時に、渋谷の大型ビジョンで集中的に放映することで、多くの人の目に触れやすくなります。

また、イベントやライブの告知にも適しています。開催エリア周辺で広告を出すことで、来場のきっかけづくりにつながる可能性があります。

さらに近年は、SNSとの連動を前提とした施策も増えています。3D演出や複数面のシンクロ放映は、写真や動画が撮影されやすく、SNSでの拡散を促しやすい傾向があります。

向かないケース(ターゲティング・CV目的)

一方で、街頭ビジョンはニッチなターゲットにピンポイントで訴求する施策にはあまり向いていません。不特定多数に向けた媒体であるため、「特定の年齢層・興味関心だけに届けたい」といった場合は、Web広告の方が適しています。

また、即時のコンバージョン(購入・申し込み)を目的とする場合も注意が必要です。街頭ビジョンはあくまで認知や興味喚起の役割が中心であり、直接的な成果は測りにくい傾向があります。

そのため、検索広告やSNS広告と組み合わせて「認知→検討→CV」という流れを設計するのがおすすめです。

【エリア別】渋谷の街頭ビジョン一覧と特徴

渋谷エリアには複数の街頭ビジョンが集中しており、設置場所によって視認性やターゲットが大きく異なります。ここでは代表的なエリアごとに特徴を整理します。

スクランブル交差点の主要ビジョン

スクランブル交差点周辺には、4面連動ビジョン(グリコビジョン渋谷・Q’s eyeなど)やシブハチヒットビジョン、シブクロビジョンなどが集まっています。世界的にも有名な交差点であり、多数の通行者に一度にリーチできるのが大きな特徴です。

特に4面連動ビジョンでは、15秒CMを1時間あたり2回〜8回放映するプランがあり、7日間で2,450,000円〜9,800,000円(税別)といった料金設定になっています(出典:スタジオアルタ公式媒体資料)。複数面を同時に使うことで、強いインパクトを与えやすい点も魅力です。

こうした特徴から、認知を一気に広げたいキャンペーンや、大規模なブランド施策、SNSでの話題化を狙うプロモーションに向いているエリアといえます。

センター街・道玄坂エリアのビジョン

センター街入口のRakuten Visionや、道玄坂エリアのスターツビジョンSHIBUYA、渋谷スクランブルスクエアビジョンなどは、通行者の目に入りやすいロケーションに位置しています。スクランブル交差点ほどの瞬間的なインパクトはないものの、継続的に視認されやすい傾向があります。

たとえばRakuten Visionでは、15秒×4回/hで7日間900,000円、8回/hで1,800,000円(いずれも税別)といったプランが用意されています(出典:マイコー公式媒体ページ)。また、シブクロビジョンのように300,000円程度から出稿できる媒体もあり、比較的コストを抑えやすいのもポイントです。

そのため、若年層や来街者へのリーチを狙いたい場合や、予算を抑えながら出稿したい場合、応援広告など個人・小規模での活用にも適しています。

【渋谷エリア】街頭ビジョンの料金相場

渋谷の街頭ビジョンは、同じ15秒CMでも30万円台から数百万円規模まで幅があります。複数面のジャック施策や長期プランでは1,000万円を超えるケースもあり、媒体の立地や放映回数、面数によって大きく変わるため、具体的な例で把握しておくことが重要です。

渋谷エリアの主要媒体別 料金例

媒体名放映条件(秒数×回/h)期間料金目安(税別)出典
スクランブル交差点4面連動15秒×2回/h7日間2,200,000円スタジオアルタ公式媒体資料
スクランブル交差点4面連動15秒×4回/h7日間4,400,000円同上
シブクロビジョン(渋谷109正面)15秒×12回/h(約4分に1回)7日間300,000円シブクロビジョン媒体資料
Rakuten Vision(センター街入口)15秒×4回/h7日間900,000円マイコー公式媒体ページ
Rakuten Visionセンター街入口)15秒×8回/h7日間1,800,000円同上
渋谷スクランブルスクエアビジョン15秒×12回/h7日間1,500,000円渋谷スクランブルスクエア媒体資料

※料金は各媒体社の公開資料に基づく2026年3月時点での目安です。時期・空き状況・オプションにより変動するため、正式な費用は媒体社または代理店への見積もり依頼をおすすめします。

料金を左右する主な要素

街頭ビジョンの料金は主に「秒数・回数・期間」で決まります。たとえば15秒CMを1時間あたり何回放映するかによって、同じ媒体でも料金は大きく変わります。スクランブル交差点の4面連動ビジョンでは、2回/h・4回/h・8回/hといった段階的なプランが用意されています。

また、複数面を同時に使うシンクロ放映や、一定時間を1社で占有するジャックプランは、通常よりも高額になる傾向があります。

さらに、屋内ビジョンは1週間あたり10万〜50万円程度、屋外ビジョンは30万円〜数百万円といった価格帯の違いもあり、設置環境によって大きく異なります。

どのくらいの予算から出せる?

「実際いくらあれば出せるのか」は多くの方が気になるポイントです。渋谷の場合、最も低価格帯では約30万円前後から出稿できる媒体もあります。

一方で、スクランブル交差点の複数面を使った施策や長期プランでは、数百万円〜1,000万円以上の予算が必要になるケースもあります。

一例として、以下のような予算感でイメージするとわかりやすいでしょう。

  • 30万〜100万円:単面・回数多めの集中放映
  • 100万〜300万円:主要媒体での安定露出
  • 300万円以上:複数面・シンクロ放映やジャック施策

※上記はあくまで目安です。実際の費用は媒体・条件によって異なります。

街頭ビジョン広告の出し方|出稿の流れとスケジュール

街頭ビジョンの出稿は、基本的に「問い合わせ→見積もり→審査→入稿→放映」という流れで進みます。スケジュールに余裕を持って準備することが重要です。

出稿の基本フロー(5ステップ)

まずは媒体社や広告代理店に問い合わせを行い、希望エリアや期間、予算を伝えます。その後、空き枠の確認と見積もりが提示され、内容に問題がなければ申し込みに進みます。

次に広告内容の審査が行われ、問題なければ動画素材を入稿します。媒体ごとの仕様に合わせたデータ形式で納品する必要があるため、事前確認が重要です。

すべての工程が完了すると、指定した期間で放映が開始されます。

いつから準備すればいい?スケジュール感

多くの媒体では、放映開始の2週間〜1か月前までの入稿が推奨されています。審査や修正が発生する可能性を考えると、1〜2か月前から動き始めるのが安心です。

特にイベントや発売日に合わせる場合は、枠の空き状況にも左右されるため、早めの問い合わせがおすすめです。

入稿データの仕様と注意点

街頭ビジョンの入稿データは、MP4やMOVなどの動画ファイルが一般的です。解像度やアスペクト比は媒体ごとに異なるため、必ず媒体資料で確認する必要があります。

また、音声は多くのビジョンで使用可能ですが、夜間は無音になるなど、媒体ごとに制限が異なります。さらに、表現内容についても審査があり、公序良俗や各種法規に抵触しないことが求められます。

街頭ビジョンの出稿が初めてで、媒体選びや手続きに不安がある方は、ベストクルーズにお気軽にご相談ください。渋谷エリアの媒体比較から見積もり、入稿サポートまでワンストップで対応しています。

効果を高めるには?街頭ビジョンのクリエイティブとSNS活用のコツ

街頭ビジョンは、クリエイティブとSNS連動の設計によって効果が大きく変わります。出稿するだけでなく、見られ方まで設計することが重要です。

視認されるクリエイティブのポイント

街頭ビジョンでは15秒という短い時間で情報を伝える必要があります。そのため、テキストは最小限にし、ビジュアル中心で構成するのがおすすめです。

また、屋外は直射日光の影響を受けるため、コントラストを強めたデザインにすることで視認性が高まります。音声があっても聞かれないケースを想定し、「無音でも伝わる構成」にしておくことが重要です。

SNS拡散を狙う設計

街頭ビジョンの価値は、その場での接触だけでなくSNSでの拡散にもあります。たとえばハッシュタグを明示したり、放映時間に合わせて公式SNSで告知したりすることで、投稿を促しやすくなります。

また、3D演出やシンクロ放映は撮影されやすく、話題化につながりやすい施策です。こうした設計を取り入れることで、広告効果をさらに広げることができます。

FAQ|街頭ビジョンに関するよくある質問

ここでは、街頭ビジョンに関するよくある質問にお答えします。

Q1. 街頭ビジョンの広告料金相場はどのくらいですか?

渋谷の場合、1週間・15秒CMで約30万円〜数百万円が目安です。媒体の立地や放映回数によって大きく変動するため、具体的な費用は見積もりで確認するのがおすすめです。

Q2. 個人やファン団体でも街頭ビジョンに広告を出せますか?

はい、可能です。応援広告として個人やファン団体が出稿する事例も見られるようになっており、実施できる媒体もあります。事務所許諾や手続きについては事前の確認が必要です。

Q3. 入稿から放映までどのくらいの期間が必要ですか?

一般的には2週間〜1か月程度が目安です。審査やデータ確認があるため、余裕をもって1〜2か月前から準備するのが安心です。

Q4. 街頭ビジョンの効果測定はどうやって行いますか?

人流データやSNS投稿数、指名検索の増加などで評価するのが一般的です。媒体や代理店によっては分析レポートが提供される場合もあります。

Q5. 街頭ビジョンで音は出せますか?

多くのビジョンで音声放映は可能です。ただし条例や周辺環境により、夜間は無音になるなどの制限があるため、媒体ごとに事前確認が必要です。

まとめ|街頭ビジョンは「媒体選び」と「早めの準備」が重要

本記事のポイントを整理します。

  • 街頭ビジョンは、繁華街の大型LEDディスプレイで映像広告を放映する屋外ビジョンの一種
  • 渋谷エリアには特徴の異なる複数の媒体があり、料金は1週間30万円〜数百万円と幅広い
  • 料金は「秒数・回数・期間・面数」で決まり、目的と予算に合った媒体選びが成果を左右する
  • 出稿は「問い合わせ→見積もり→審査→入稿→放映」の流れで、2週間〜1か月前の準備開始が目安
  • クリエイティブの工夫とSNS連動の設計で、広告効果をさらに高められる

街頭ビジョンは一見ハードルが高く感じますが、条件を整理すれば現実的に活用できる広告手法です。効果を最大化するには、目的と予算に合った媒体選びが欠かせません。ベストクルーズでは、渋谷エリアの媒体比較から入稿まで一括でサポートしています。

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執筆者

ソトノマ

SOTONOMAの編集チームです。
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