タクシー広告の費用はいくら?種類別の料金相場と予算の立て方

  • 交通広告

公開日:2026/04/20

更新日:2026/04/20

タクシー広告の費用は、月額数千円から週数百万円以上まで大きく幅があります。そのため、「結局いくらかかるのか分かりにくい」と感じている方も多いのではないでしょうか。媒体の種類やエリア、台数によって金額が変動するため、相場だけでは判断しにくいのが実情です。

本記事では、種類別の費用相場と変動要因、予算の立て方まで整理し、実務で使える判断軸をわかりやすくまとめています。

タクシー広告の費用はいくら?種類別の料金相場一覧

タクシー広告の費用は、月額2,000円/台程度の低コストなものから、週1,000万円以上の大型出稿まで幅広いのが特徴です。まずは媒体ごとの価格帯を把握し、自社の目的に合う選択肢を絞り込むところから始めましょう。

一覧表

種類費用相場(目安)出稿台数(目安)掲載単位特徴
ステッカー(サイドウインドウ)1,000円/台・月50-100台1-4ヶ月車外歩行者向け、認知拡大。
ステッカー(リアウインドウ)5,000円/台・月50-100台1-4ヶ月後続車視認高。
デジタルサイネージ(TOKYO PRIME 1st/2nd Ads)1,800万円/週 / 1,200万円/週全ネットワーク相当1週間車内動画、富裕層リーチ。
デジタルサイネージ(GROWTH FIRST VIEW)750万円/週全ネットワーク相当1週間車内動画、富裕層リーチ。
ラッピング(ドア4面)40,000円/台・月 + 施工数万-20万円5台〜1ヶ月〜車体全面、長期地域密着。
サンプリング1部40円〜要相談キャンペーン単位車内配布、行動喚起。

※費用目安は2025年時点での公開情報に基づく。エリア・台数などにより変動。

ステッカー広告の費用相場(サイド・リア)

ステッカー広告は、タクシー広告の中でも最も手軽に始められる媒体です。たとえば、タクシー乗降ドアの窓ガラスに貼るサイドウインドウステッカーは1,000円/台・月程度、後部座席のリアウインドウステッカーは5,000円/台・月程度が目安となります。

ただし、最低出稿台数は50〜100台程度、掲載期間も1〜4ヶ月単位で設定されることが多く、「1台だけ・短期間で試す」といった柔軟な出稿は難しい点に注意が必要です。

台数による月額費用の目安は以下のとおりです。

  • 100台出稿の場合:サイドウインドウで月額約10万円、リアウインドウで月額約50万円
  • 1,000台の場合:サイドウインドウで月額約100万円、リアウインドウで月額約500万円

コストは抑えやすい一方で、接触は歩行者や後続車など「車外」が中心になります。広く認知を取りたい場合には有効ですが、乗車中のユーザーへの訴求は限定的です。

デジタルサイネージ広告(動画)の費用相場

タクシー広告の中でもインパクトが大きいのが、車内モニターで配信される動画広告です。代表的な媒体では、TOKYO PRIMEが週1,200万〜1,800万円程度、GROWTHが週750万円程度と、数百万円〜数千万円規模の出稿になります。

サイネージ広告の費用は放映台数だけでなく、放映の最大秒数(10秒/30秒/60秒など)や放映ポジションによっても変動します。たとえば、乗車直後に流れる1枠目は乗客の注目度が高いため単価も高く、発車後9分前後に流れる後半枠になるほど単価は下がる傾向があります。同じ媒体でも、秒数とポジションの組み合わせで費用が大きく変わる点は押さえておきたいところです。

前述のステッカー広告に比べると高額に感じられますが、その分リーチの質が高いのが特徴です。乗客の平均乗車時間は約18分とされており、動画が複数回再生される集中的な視聴環境が生まれます。

たとえば、通勤中のビジネスパーソンや移動中の経営層に繰り返し接触できるため、BtoBサービスや高単価商材の認知施策と相性が良い媒体です。

ラッピング・その他広告の費用相場

車体そのものに広告を施すラッピング広告は、ドア4面で約40,000円/台・月が目安です。これに加えて、初期の施工費として数万円〜20万円程度が別途発生します。

また、車内にリーフレットを設置するアドケースは、1台あたり月額2,000円程度が目安です。乗客が手に取れる位置に設置されるため、チラシやパンフレットを直接届けたい場合に適しています。

サンプリング(配布)は1部40円前後から実施でき、飲料や化粧品などの新商品プロモーションに活用されるケースが多く見られます。

これらは比較的長期間掲載されることが多く、地域密着型のプロモーションに向いています。屋外での接触(ラッピング)と車内での接触(アドケースなど)を組み合わせることで、接触機会を広げる設計も可能です。

タクシー広告の費用はなぜ変わる?料金を左右する3つの変動要因

タクシー広告は、同じ媒体でも見積もりに大きな差が出ることがあります。その理由は、主に「エリア」「台数・期間」「制作費」の3つにあります。

エリアによる費用差(東京と地方の違い)

もっとも分かりやすい差が出るのがエリアです。東京はタクシー台数が多く、広告需要も高いため単価が上がりやすい傾向があります。

一方、地方では単価自体は抑えられるケースもありますが、台数が少ないためリーチ規模が限定されることがあります。また、九州など一部エリアでは10〜20%程度の加算が発生する場合もあります。

特に東京の中でも港区・千代田区など都心部は、ビジネスパーソンや富裕層の利用が多く、ターゲット精度を重視する場合には費用以上の価値を発揮することもあります。

台数・掲載期間による料金の変動

タクシー広告は、出稿台数や掲載期間によって単価が変わることが一般的です。たとえば、数百台単位で出稿したり、数ヶ月以上の長期契約を結んだりすると、ボリュームディスカウント(割引)が適用されることがあります。

一方で、最低出稿台数が設定されている点には注意が必要です。媒体やエリアによって5台〜200台程度の制約があり、「少額で試したい」と考えていても一定の予算が必要になるケースがあります。

この最低ラインの存在が、想定より費用が高く感じる理由の一つです。

制作費・オプション費用の落とし穴

見落とされがちなのが、掲載費以外のコストです。サイネージ広告では動画制作費、また、ラッピング広告の施工費や、音声オプション、デザイン修正費なども必要になります。

「掲載費だけで予算を組んでいたら超過した」とならないよう、最初から総額ベースで考えておくのがおすすめです。

タクシー広告の費用対効果は?他媒体との比較で考える

タクシー広告は単価だけを見ると高額に感じますが、費用対効果は「誰に届くか」で大きく変わります。特にターゲットの質を重視する場合には、有力な選択肢になります。

タクシー広告が届く層(ビジネス層・富裕層)

タクシーの利用者は、ビジネスパーソンや経営者など比較的高所得層が多い傾向があります。特に都心部では、意思決定者に直接リーチできる点が強みです。

BtoB向けの事例では、タクシー広告を活用することでリード数、指名検索が2倍に増加したケースも報告されています。単なる認知ではなく、行動変容につながる点が評価されています。BtoB商材や高単価サービスでは、「少数でも質の高いリードを獲得する」施策として機能しやすい媒体です。

Web広告・交通広告との違い

Web広告はクリックやCVを直接測定できる一方で、タクシー広告は認知や指名検索の増加といった間接的な効果が中心です。

また、電車広告やバス広告と比較すると、タクシー広告はリーチ数では劣るものの、ターゲットの精度が高いという特徴があります。

そのため、「短期的な成果を求めるならWeb広告」「ブランド認知や検討喚起ならタクシー広告」といった形で使い分けるのが現実的です。目的に応じて組み合わせることで、それぞれの強みを活かしやすくなります。

タクシー広告の費用で失敗しないための予算の立て方

タクシー広告の予算を考えるときは、「目的→媒体→予算」の順で整理するのがおすすめです。いきなり金額から入ると、目的とずれた出稿になりやすいためです。

目的別のおすすめ予算目安

まずは広告の目的を明確にするところから始めます。認知拡大を目的とする場合は、ステッカーやアドケースを中心に月数十万円程度から始めるケースが多く見られます。

一方、リード獲得やブランディングを狙う場合は、サイネージ広告を含めて月数百万円規模の予算が現実的です。

初めて出稿する場合は、小規模なステッカーや一部エリア限定でのテスト出稿から始めると、リスクを抑えながら効果を検証できます。

見積もり前に整理すべき5つのポイント

見積もりの精度を上げるためには、事前に以下の5点を整理しておくのがおすすめです。

  • ターゲットエリア:都心中心か、地方も含めるか
  • 希望媒体:サイネージ、ステッカー、ラッピングなど
  • 掲載期間:1週間・1ヶ月・3ヶ月など
  • 予算上限:総額でいくらまで投資できるか
  • 広告の目的:認知拡大、リード獲得、ブランディングなど

これらが曖昧なままだと、提案内容もブレやすくなります。逆に整理しておくことで、代理店からより具体的で比較しやすいプランを提示してもらいやすくなります。「どの媒体が自社に合うか分からない」という場合は、複数の媒体社を横断して比較提案できる代理店に相談するのも一つの方法です。

FAQ|タクシー広告の費用に関するよくある質問

ここでは、タクシー広告の費用に関するよくある質問にお答えします。

Q1. タクシー広告の費用相場はいくらですか?

種類によって大きく異なります。ステッカーは月1,000円/台程度から、サイネージ広告は週750万円以上が目安です。媒体ごとの特徴によって価格帯が大きく変わるため、目的に合わせた媒体選定がポイントになります。

Q2. 動画広告(サイネージ)の最低出稿金額は?

GROWTH FIRST VIEWで週750万円程度、TOKYO PRIME 2nd Adsで週1,200万円程度が目安です。基本的に数百万円以上の予算が必要になります。

Q3. 1台だけでも出稿できますか?

原則として難しいケースが多いです。媒体ごとに最低出稿台数が設定されており、5台〜200台程度の条件があるため、ある程度の規模が必要になります。

Q4. 地方でもタクシー広告は出せますか?

はい、全国の主要都市で出稿可能です。地方は費用が抑えられる場合もありますが、台数やリーチ規模が限定される点は考慮が必要です。

まとめ|相場感をつかんで、自社に合った媒体を選ぼう

タクシー広告の費用を検討する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 費用は月数千円〜数千万円と媒体によって大きく異なる
  • エリア・台数・掲載期間で見積もりが大きく変わる
  • 制作費やオプションを含めた総額で考える必要がある
  • ターゲットの質を重視することで費用対効果が見えてくる

費用だけで判断するのではなく、「誰に届けたいか」から逆算して媒体を選ぶことが、納得感のある出稿につながります。

タクシー広告の出稿を検討する際は、複数媒体を横断して比較しながら最適なプランを組むことが欠かせません。ベストクルーズでは、予算やターゲットに応じた媒体選定から効果測定まで一貫してサポートしています。

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執筆者

ソトノマ

SOTONOMAの編集チームです。
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